楠山光彦 天に召されました


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     2015年6月27日午前3時16分
    茅ヶ崎市立病院にて…。

    夜中に病院から電話があり、駆けつけました。
    発見された20分前には、寝息が聞こえていたそうです。
    その間になにが起ったのかわかりません。

    でも、確かなのは、呼吸が無く、心臓が停止したこと。

    その日も昼間、病室で話し、ヒゲも剃り、
    リハビリのために車椅子に乗り移る練習もし、
    私が自宅に帰ってからも、電話があったり…

    病院の帰りには、私は、退院後の自宅介護のための主治医に面談に行ったり、
    ケアマネさんと相談の電話をしたり…
    そうそう、朝は、主人のベッドを入れるため、友人夫婦が部屋の整理を
    手伝いに来てくれていました。

    そんな準備を整え始めたところだったのに…
    一度、家に帰ってこられたら良かったのに…

    そんな思いでいっぱいです。

    長い患いでした…

    2008年から、糖尿病の症状が現れ始め、閉塞性動脈硬化症を併発。
    足先の壊死を回避するため、最先端医療の血管再生医療(幹細胞移植)を受けたり、
    リハビリテーション病院に入院したり。

    それでも、今年に入ってから、
    復帰したい、免許証の更新もしたい、という気持ちから、
    白内障の手術を受けたい、ということで診ていただいたら、
    網膜剥離が見つかり、緊急手術。

    退院後、以前から様子を見せ始めていたパーキンソンが、
    尿路感染症のため、一気に悪化、入院。

    要介護5、パーキンソンはヤール5、と
    一番重症の認定を受け、それでもなんとか頑張っていました。

    彼の今年の目標は、
    今年の12月の東大吹奏楽部の定期演奏会で、
    私のピアノともう一度、ガーシュインのラプソディ イン ブルーを共演することでした。

    前向きになって来て、8月の強行軍の合宿にも行きたいと言っていた矢先で、
    病室でも、東大定期演奏会の心配ばかりでした。

    …でも、パーキンソン病は進行性の難病指定された病気です。
    いろいろな治療法や手術もあるので、転院もしてみたりしましたが、
    彼の場合は、疾患が多過ぎたり、症状からみて、手術は適応しない、とのこと。
    これから、だんだん身体が動かなくなって来るでしょうし、
    辛いことも、もっと多くなって来るかもしれません。

    彼の潔い決断、と思って受け入れようと思います。

    これからは、葬儀の予定を決めなければならないのですが、
    急な様態の変化を調べるべく、ちょっと時間がかかりそうです。
    原因究明する必要があるかどうか、とてもとても悩みましたが、
    のちのち、原因はなんだったのかしら?
    と引きずるのもいやでしたし、本当のことを知りたいのでお願いしました。

    昨日、亡くなった日の午後には、牧師先生が彼の前でお祈りして下さったので、
    魂は静かに落ち着いていると思います。

    詳細が決まりましたら、このブログでお知らせさせていただきます。

    生前は、沢山の方にお世話になりましてありがとうございました。
    人生の中で、良いことも辛いこともあったことと思います。
    でも、音楽が好きで、ずっとその仕事に携われた主人は幸せだったと思います。

    私も、人生の先輩として、音楽の先輩として、沢山のことを教わりました。
    今、こうやってピアノを弾いていられるのも、主人のお陰です。

    今日も、ひとつ本番が終わりました。

    昨年12月20日 東京大学吹奏楽部第43回定期演奏会 於 府中の森芸術劇場


    コメント

    • 高塚昭男
    • 2015/06/30 4:32 PM
    大学では私は声楽だったので楠山君とはあまり交流はありませんでしたが、卒業後大変お世話になりました。というより、ご迷惑をかけたんじゃないかと思いますが、いつも温かい人柄でお付き合いくださいました。
    私の退職後お会いする機会もありませんでしたが、まさか病気に苦しんでいらしたとは・・
    私、イタリアにおり、お別れの挨拶にも伺えませんが、遠くRomaから満彦君のご冥福を祈ります。
    ご家族の話も全くしませんでしたので、奥様のことも存じ上げませんでした。心よりお悔やみ申し上げます!
    • 杉山淳
    • 2015/06/30 6:32 PM
    東京吹奏楽団で はな垂れ小僧で生意気だったわたしを、温かく導いてくださいました。ありがとうございました。
    • 長峰秀一
    • 2015/06/30 7:44 PM
    東京大学吹奏楽部を卒部してから、既に10年以上経ってしまっていますが、現役時代には色々と可愛がっていただいたこと、卒業してから(&病で苦しんでいた時で)も、定期演奏会・五月祭で挨拶した時に私の名前をしっかり覚えていただいていたことが、今でも強く印象に残っています。
    今までありがとうございました&ご冥福を心からお祈り致します。
    • 山崎 正嗣
    • 2015/06/30 9:38 PM
    訃報を聞き、驚きと悲しみでいっぱいです。楠山さんに教えていただいたWSEのOBやOG達も、同じ気持ちを抱いていると思います。常に音楽を愛し、妥協せず向き合い、人を気遣い、優しさに満ちた言葉の数々を、今思い出されております。お悔やみ申し上げます。
    • 天野昌昭
    • 2015/07/01 4:02 PM
    訃報を聞き、ただただ驚いているばかりです、併せてご無沙汰しておりましたこと、本当に申し訳なく思います。かつて弟子が楠山先生にお世話になりました。静岡で一緒に演奏させていただいたことも忘れられません。最近は私自身が音楽から離れてしまっていましたので、楠山先生ともご縁がなく、まさか病気で苦しんでおられたことも知らず失礼しました。ご冥福をお祈り申し上げます。
    • 綿引 勝茂
    • 2015/07/01 9:40 PM
    平成11年に東京女子大学から東大吹奏楽部に入部しました綿引淳子の父親です。二年間でしたが娘は先生にかわいがっていただきました。在部中に亡くなった娘の墓前で、ブラームスの子守歌をホルン演奏していただいたこと、奥様にも遠いところおいでをいただきピアノを演奏していただいたこと、忘れたことはありません。
    年に一度、淳子を連れて定期演奏会に行くのが楽しみでした。残念でなりません。
    心から、ご冥福をお祈りいたします。
    • 籾山 雅哉
    • 2015/07/02 9:59 PM
    昭和50年代後半に東大吹奏楽部でお世話になった者です。「モミ」「モミ」とかわいがっていただきました。演奏中のアイコンタクトも忘れられません。ご冥福をお祈りします。
    • 伏見寛之、伏見聡子
    • 2015/07/04 1:41 AM
    突然の訃報に接し驚きを禁じ得ません。心からご冥福をお祈り致します。楠山先生には沼津交響楽団創世記にトレーナー、指揮者としてお世話になりました。また奥様にはソリストとして、そして楠山先生の指揮という定期公演が走馬灯のように思い出されました。個人的にもObの家内との結婚式にご出席いただきHrの演奏までご披露頂きました。本当にお世話になりました。奥様にはお心安らかに。改めてご冥福お祈り申し上げます。
    • 平野満彦
    • 2015/08/01 5:51 AM
    心からご冥福をお祈りします。高塚君の友人ですが、私も糖尿病にかかり、軽度ですが血糖値に気をつけている毎日です。指揮者というのはなかなか大変な仕事ですね。その功績でみなさんメッセージうを寄せています。とても温厚な人柄がしのばれます。








       

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