今回のフルーティストのお嬢さんが幼稚園生。
「娘に本物の音や楽器を体験させたい!!」
という強いママの視点、願いから企画された音楽会でした。
10:30~と13:30~の二回公演、それぞれ親子20組募集したのですが、
沢山のお友達が来て下さいました。
延べ人数、パパやママが40名、お子さん50名のはみ出しそうなお客様で
熱気ムンムンでした。
元気な子供たちだったので、本番中大丈夫かしら?との思いもよそに、
始まったら、静かに聴いてくださいました。
やはり、子供に音楽や楽器を体験させたい、というご父兄のお子さんたちなので、
そういう感性があるのでしょうね。
最初は、チェンバロを入れたヘンデルのホーンパイプで始まりました。
(午前の部ではトランペットのパパがちょっと本物のホーンパイプ雰囲気を披露)
そのあと、パッヘルベルのカノン。
「カノンって曲を追いかけっこするのよ。」の説明で
カエルの歌の輪唱(輪奏?)してみました。
そして、メインの体験コーナー。
ヴァイオリンも子供用の分数ヴァイオリンを揃え、
それぞれにあった楽器を持っていただき、
チェンバロとピアノの前にも4人ずつ位並んで、和音を鳴らします。
「幸せならてをたたこう♪」ならぬ
「幸せなら音鳴らそう♪」のトントンのところで、
楽器の音を出します。
全員が一通りの楽器を体験できるように、ローテーションします。
親御さんは、自分の子供がヴァイオリンを抱えている姿、
などなどに感激して…
見たこともないチェンバロに触ったり、
グランドピアノが珍しかったり…カメラマンに変身です。
生き生きした皆さんの笑顔がたまりませんっ!!
(午後の部ではオーボエのパパが旋律を吹いて下さいました。)
そのあとは全員で「夢をかなえてドラえもん」を歌い、
シュトラウスの「トリッチ・トラッチ・ポルカ」でおわります。
アンコールには、今おなじみの
「アナと雪の女王」の“Let it go!”
題名を言ったとたんに、また嬉しそうなお顔!!
楽譜を見ると、シンコペーションも多く、音程やリズムが取りにくいのですが、
子供たちは、みんな平気で、上手に大声で喜んで歌ってくれました。
子供の耳の良さにビックリしました。
帰りには、友季子さんが作った「手作りクッキー」をお土産に
持って帰っていただきました。
音楽でも美術でもそうですが、
見えないものを形にしたり、イメージを膨らませたり、
人間にしかできない感性は、若いときに培われるのでしょうね?
敏感な時期に、いろいろ体験するということは、
大人になってからの財産になるのだと思います。
今回一回だけでもヴァイオリンを触った子は、
習わなくても、オーケストラを聴いたときにその時のことが蘇ったり、
生徒さんの姪御さんは、
こういう体験を、まだ小さくてよくわからない時期にしたのだけれど、
実際ヴァイオリンを習うことになったとき、構え方は覚えていた、とか…。
感じる心を大切に育っていただけたらいいな、と
子供さんたちを見ていておもいました。
くすやまホールに足を運んでいただいたファミリーの方々、
演奏していただいた仲良しのプレーヤーさんたち、
お手伝いいただいた方々、
本当にありがとうございました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
なんだか、2日前のチャリティコンサートも楽しかったし、
私って幸せだな〜、と思いました。
さ、また次に向けて練習です!!